2015年12月6日日曜日

モーツァルトのお話

音楽史の中で、誰でもが知っている作曲家といえば、

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756~91)

音楽一家に生まれ育ったモーツァルトには、楽器にまつわるステキな逸話が
沢山あります。

その中から「ホルンの楽譜」のお話をご紹介いたします。
モーツァルト時代のホルンは、ヴァルブがなく、長い管をグルグル巻いただけのもので、曲の途中で調が変わる時には、急いで真ん中の部分を「すぽつ!」と他の調の管に差し替えなければなりませんでした。
モーツァルトは、親切なことに、差し替えの時間をちゃんと計算してホルン・パートを書いているのです。

また、仲良しのホルン奏者、ロイドゲープさんには、「ホルン協奏曲第1番」の自筆の楽譜には、曲の中に「それいけ!ロバくん!」「だめだよブタちゃん」などといった可愛らしいイタズラ書きがあるのです。

楽しくなりますね♪♪♪


モーツァルトの音楽の中に流れる何とも言えない温かさは、人と楽器の「絆」の物語だと言えるのです。