生誕100年を迎えたピアニスト、スビャトスラフ・リヒテル
技術も表現も洗練され、すべてが分析できないと言われる大ピアニストである。
プロコフィエフの力強い音、ショパンの繊細な音の粒の美しさ、
シューベルトの包容力にあふれた音色♪・・・「巨人」と呼ばれた。
そんな「巨人」と言われたリヒテルが、 舞台では、ピアニストを見ても意味がないと
照明を落としたり楽譜も置き演奏した。
大きなホールより地方のサロンを好んだ。
音楽を表現することは、心の自由が大切と弾きたい時に、弾きたい場所でピアノを奏でた。
音楽会が特別な枠にとらわれないように誰でもが自分の心に素直に音楽を楽しめること、
想像する心、自由な心を音楽を通して私達に教えてくれたのかもしれないですね♪